2024年02月1日
こんにちは、くめ鍼灸整骨院の柔道整復師・鍼灸師の竹中です。
早いもので、もう2月に入ってしまいました!
節分の日が近づいてまいりましたが、節分とは【季節を分けること】を意味していて、季節の変わり目には邪気が入りやすいことから邪気=鬼を祓う行事が昔から執り行われていたらしく、それが今の豆まきにつながっているそうです。
最近のことですが、庭の木の枝をノコギリで切っていたら肘が痛くなったと来院された方がおられました。検査していくと俗称として名前がついているテニス肘の状態でしたので炎症を抑えるような電療と手技にて痛みが軽減し喜んでおられましたので今回は肘の痛みについて書いていきます。
物を持つだけで痛む
庭の木の枝をノコギリでがんばってたくさん切ったら肘の外側が痛くなったと来院されました。治るかなと様子をみていたらだんだん痛みが強くなってきたと言われ、詳しく検査をしていくと上腕骨外側上顆炎の可能性がありました。(上腕骨外側上顆炎は俗称としてテニス肘と言われています)
庭の掃除もある上にやりたいこともあるので何とかしてほしいとのことで施術をさせていただきました。
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)とは
肘の外側のボコッと出っ張っている骨の事を外側上顆と言います。外側上顆は腕の外側の筋肉群がたくさん付着している所になります。
この部分で炎症を起こした状態を上腕骨外側上顆炎と言います。(反対に肘の内側の出っ張ったところで炎症が起こった物は上腕骨内側上顆炎と言い、これも俗称としてゴルフ肘や野球肘と言われています。)
なぜテニス肘って言うの?
テニスのラケットでボールを打つ動作が肘の外側に負担をかけやすく、テニスプレイヤーに多くみられる事からこの名前がつきました。
また、テニス肘はテニスに限らず腕の外側の筋肉を酷使するような仕事の方にも多く見られる状態になります。
なぜ痛みが出る?
スポーツや仕事などで腕をよく使い、酷使しすぎると腕の筋肉群が硬くなり、硬くなった筋肉群により引っ張られて筋肉の付着部である外側上顆がだんだんと損傷して炎症を起こしてくるようになります。これが主な上腕骨外側上顆炎の原因になります。ただし、はっきりとした原因が分からないで発生する場合もありますので注意が必要です。
どうしたらいい?
肘の外側上顆は炎症が起きやすい部位でもありますので炎症を起こす原因をできるだけ少なくすることが重要です。
テニス肘の一つの原因として、腕の酷使からくる筋肉群の硬さがありますので筋肉を緩める手技と炎症が起きている外側上顆への電気施術を同時にしていきます。
炎症には電気療法や鍼灸施術
当院では
以上の炎症によいとされる電気療法と施術方法があります。
しっかりと相談させていただいた上で外側上顆に電気療法や鍼灸施術をさせていただき、さらに動体肢法という手技にて筋肉への施術をさせていただくと、痛みは残存しているが物をもつだけでも痛むと言う事がなくなり、痛みの改善がみられて喜んでおられました。
痛みはいつか治るだろうと我慢したり放っておいたと言われる方も多いですが、放っておくと改善するのに時間がかかってしまうようになりやすいので我慢せずに早めにどこか専門機関にかかって相談するようにしましょう!