2021年02月25日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院の鍼灸師、健康運動指導士の中島です。
2月も終わりに近づきもう3月になりますね
緊急事態宣言の延長やワクチン接種の開始でコロナ対策が強化されていますが油断せず、手洗い、うがい、消毒、三密を避けていくように心がけていきたいですね!
さてこちらではスポーツをされている患者様がこられる事も多いのですが最近ではテニスをしている方で肘に痛みを訴える方がいられました
なので今回は「テニス肘」ついてお話していこうと思います。
テニス肘とは・・・
テニス肘とはテニスをする人にみられる肘関節の外側の骨(上腕骨外側上顆)周辺に痛みを伴うもので上腕骨外側上顆炎ともいわれます
ところがテニス肘は肘の外側だけでなく内側にも痛みを生じることがあります
テニス肘の外側型と内側型の比率は7:1以上と外側型が多くみられます
一方で仕事や家事などの日常生活、特に30~50才の主婦に起こる可能性が高いので注意が必要です
原因は・・・
テニス中、とくにバックハンドでボールを打ち返し、これを繰り返すことで肘外側に出血、部分剥離、小断裂などの炎症が起こる事が考えられます
またプレーの頻度が高い人ほど起こる可能性も高くなる傾向にあります
またテニスに限らず同じ動作を繰り返す事で、なることもあり得るので料理人の方や主婦の方などにもその危険性があります
検査
チェアテスト
肘を伸ばし手のひらを下にした状態で椅子(少し重さのあるものでもよい)を持ち上げると外側上顆に痛みが生じる
トムセンテスト
肘を伸ばし手のひらを下にした状態で拳を握り手関節を背屈させ、検者がこれを掌側に押し下げると外側上顆に痛みが生じる
状態は・・・
・上腕骨外側上顆の圧痛
・タオルを絞る、ドアノブを回す、フライパンを持つ、重い物をつかんで持ち上げるなどの手関節の背屈と前腕の回外動作を伴う運動で痛みが生じる
回復するには
・安静にし肘の負担のかかる動作を避ける
・手関節、手指のストレッチ、筋力を強化する
肘のストレッチ
手のひらを下にし、手首を上に曲げる
手のひらを下に向けたまま手首を下に曲げます
どうしてもテニスなど肘に負担のかかることをしなければいけない場合は運動直後は患部をしっかり冷やし、寝る前や普段の生活では温めて冷やさないように心がけましょう!
何かお困りの事がありましたらぜひご相談下さい!