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五十肩だと思っていたら実は

2024年07月4日

肩こり

こんにちは、くめ鍼灸整骨院の柔道整復師・鍼灸師の竹中です。

梅雨時の本格的な湿気と暑さでしんどい季節になりましたね。梅雨時の不調の原因として東洋医学では湿気の邪気によるものと考えられていて、これを【湿邪】といいます。湿邪の解消としては、利尿作用のある温かいお茶適度な運動や暑いからシャワーだけと言う方も多いと思いますが、しっかりと湯船に入って汗をかくこと湿邪解消につながりますので注意しましょう。

 

 

 

さて今回は、「1週間くらい前に急に肩が痛くなって腕を上に挙げられなくなったので五十肩になってしまったと思う。」と言われて来院された方のお話です。

 

肩こり

 

詳しく検査をしていくと、

 

◆肩の痛みがかなり強い

◆安静にしていても肩が痛む時がある

◆自力で腕を上に挙げられないが、他人に腕を上げてもらうと挙げられる

◆腕の上げ下げの途中で痛みが強くなる

◆レントゲンでは異常なしと言われた

などなど

 

腕が上がらないから五十肩だと勘違いしやすいものですが、五十肩と似た他の状態として【腱板損傷】があります。

 

 

腱板損傷って?

肩関節

肩は多方向に動く可動域のかなり広い特殊な関節なので、本来は脱臼しやすい関節になります。そこで腕が簡単に外れないように腱板と呼ばれる4つの筋肉群でしっかりと固定されています。その腱板をなんらかの原因で痛めてしまった状態を腱板損傷といいます。さらに腱板が切れてしまった状態を腱板断裂と言い、腱板が伸びてしまった腱板損傷と断裂してしまった腱板断裂と区別されます。

 

 

原因は?

肩を強打して発生する原因が分かりやすいものから、特に何もしていないのに急に発生してしまう原因不明なものまであります。原因不明なものとしては肩の酷使加齢が推測されています。

 

痛む原因をしっかりと特定するのも重要ですので、腱板損傷が疑われる場合には希望があれば提携する医師へのご紹介をさせていただいております。

 

 

 

どうしたらいい?

腱板損傷は肩の関節で炎症を起こしてしまっているので炎症を抑えることが特に重要です。炎症により痛みが痛みを呼ぶという悪循環に陥って実際よりも痛みが強くなっている可能性が高くなっています。炎症が治まれば腱板は損傷している状態だけど痛みはだいぶ楽になったと言われる方が多いです。

 

 

くめ鍼灸整骨院の施術方法

◆特殊電療(ハイボルテージ)

◆鍼灸施術

◆トルマリンホットパック

◆高濃度酸素オイル

◆呼送法というオリジナルの手技

◆全身矯正

 

炎症を抑えることが特に重要ですので、即効性の強い特殊電療であるハイボルテージと呼送法という手技にて施術させていただくと肩の痛みが軽減して自力で腕を少し挙げられるようになったと喜んでおられました。ただ、すぐに簡単に改善する状態ではないので日々のケアが重要になりますので今後も注意が必要です。

 

肩の痛みが出たら五十肩と自己判断される方が多いですが、実は腱板損傷だったと言うこともありますので自己判断せずに整骨院などで一度は相談するようにしましょう。

 

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