2020年10月26日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院の中島です。
最近は朝晩の冷え込みが強くなり寒さ対策をしていく季節になってきましたね。
今回は前回と同様の頭痛がテーマですがお話しするのは前回3つの頭痛の種類をお話しましたが、その残り2つの「緊張型頭痛」 「群発性頭痛」です。
「緊張型頭痛」とは…
筋緊張型頭痛、筋収縮型頭痛ともいい、不安やストレス、過度の緊張などが関連しているとされている頭痛のことです。
主な症状は両側後頭部から項部、ときに側頭部、前頭部の鈍痛が多くみられる。
圧迫感や頭重感、締め付けられる様な痛みがみられ発症はゆっくりで比較的長時間続くが我慢できる痛みであることが多いです。
内科または神経内科でみられる頭痛患者の70~80%が緊張型頭痛であり、成人の22%が罹患しているともいわれる。
原因は?
慢性の筋収縮、それに伴う頭皮血管の収縮による。
またパソコンやゲーム、携帯や運転など身体に負担のかかる前かがみの姿勢やうつむき姿勢を長時間続けることで首や肩の筋肉が緊張し血管が圧迫され血液循環が悪くなることも一因となります。それに加えて体の冷えや不安、緊張、学校、仕事先でのストレスも神経や筋肉の緊張が起こることで頭痛が誘発されます。
診断
基本的には医師の診断・問診で頭痛の特徴を割り出し診断する。
脳腫瘍やくも膜下出血などの病気が潜んでいる危険性があるためそれらの疾患を除外するためにCT検査をする必要があります。
回復するには…
不安やストレス、抑うつが感じられる場合は抗不安薬、筋緊張が強い場合は筋弛緩薬の投与が効果的です。
しかし薬物療法は対症療法なので根本治療をするためには日々のストレスをため込まず解消する、肩や首の筋肉が緊張しているので筋肉をほぐしたりストレッチをする事が効果的です。
また日々の適度な運動やお風呂で湯船に浸かる事で血行が良くなり筋肉がほぐれるのでぜひ試してみて下さい。
長時間の運転やパソコン、携帯をいじるなど同じ姿勢を続ける事は身体に負担がかかってしまうのでできるだけ避けるよう心がけましょう。
緊張型頭痛に関しては首や肩の筋肉をほぐすことで緩和されるので頭痛の症状が出た場合はぜひお越しください!
骨盤矯正・骨格矯正
群発性頭痛とは?
片側の目がえぐられるような激しい痛みを短期間に繰り返す頭痛です。
発作時には目の充血、流涙、鼻詰まり、鼻水などが起こります。
数日から数週間の間、集中的に起こり、数年に一度同じ時期に発作が起こるとされています。
間欠期には全く症状が出ないとされています。
20~30代の男性に多い事が特徴です。
原因は?
原因ははっきりと解明されていませんが脳の視床下部が何らかの異常ににより刺激されると頭部にある三叉神経が痛みを引き起こします。
また目の奥にある内頚動脈というところが拡張することも痛みに関係し、それにより目の充血や流涙、鼻水などの症状も引き起こすとされています。
回復するには…
症状が出た際は脳神経外科や神経内科を受診しましょう。
治療法は前回ご紹介した片頭痛と同じでスマトリプタンやエルゴタミンが有効です。
また酸素吸入も有効とされています。
飲酒やタバコ、ストレスが誘因とされているのでできるだけ避ける様に心がけましょう。