2024年06月6日
こんにちは、くめ鍼灸整骨院の柔道整復師・鍼灸師の竹中です。
早いもので、もう6月になってしまいました。
6月で思い浮かぶ事としては、梅雨がありますね。梅雨はジメジメと暑い時期でありますが、ジトっとした汗は反対に冷えを呼ぶものでもありますので注意が必要です。足首から冷えは入ると言われているので、くるぶしの少し上まで届くような靴下を履いて足首を守るようにしましょう。
さて、今回は「体がすぐに疲れるし、そもそも疲れやすいのをなんとかしてほしい」と来院された方のお話です。
その方は疲労感が非常に強く、何か異常があるのではないかと思い、病院での検査を色々したが、数値上では異常は見つからなかったと言われていました。
詳しく検査をしていくと
◇すぐに疲れて横になりたくなる
◇非常に強い全身倦怠感がある
◇軽い頭痛がある
◇不眠が軽くある
◇脈をみると胃の気の脈が非常に弱い
◇検査では異常なし
以上から、慢性的な疲労感は気が非常に減っているのが原因で、さらに悪循環により自律神経の不調まで出ているのではないかと判断しました。
東洋医療では気は血管のように全身をめぐり、体を守っているものですが、気が減ってしまうと色々な不調を起こしやすくなってしまいます。
気は元々自分が持っているものと、食べ物を食べて胃で消化して作られるものと、大気から吸い込んで得られるものがあります。
胃からの気の補充が弱っている状態になると、胃の脈が弱く、お臍から2,3cm左下を押すと重だるい痛みが出るようになります。
自分で何とかできる気の補充の仕方として
◇食べ物を食べて胃で消化して気が作られる
暴飲暴食も当然胃の不調を招きますので、腹八分程度にして胃を疲れさせないようにしましょう。ストレス、アルコールの取りすぎ、タバコも胃の不調の原因になりますので注意しましょう。
◇大気から吸い込んで得られる気
この効果がより強い場所としては、木々が多い公園や神社仏閣などのパワースポットがあります。木々の多い公園や神社周辺で散歩などの運動がちょうどよいと思います。
施術方法
これらの状態から、ストレスの軽減と胃の気の流れを良くする鍼灸施術と、さらに自律神経の調整に良いとされる電気療法(ES-5000による四肢通電法)にプラスして背骨と骨盤の矯正をさせていただきました。
直後は「なんだかスッキリした感じ」と言われていましたが、次の来院時には疲れやすいのは残っているが、お腹の調子がよくなったことで食欲が出てきて睡眠もよくとれるようになったと喜んでおられました。
気を補充する大元である胃が不調を起こしていると疲労感だけでなく色々な不調が起きやすくなります。また、長期間の原因不明の疲労感は慢性疲労症候群という病名までついているものまでありますので自分だけで判断せず不調はどこかに相談するようにしましょう!