2020年09月25日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院の中島です。
真夏の暑さもなくなり少しずつ気温が下がって過ごしやすい日が多くなっていますね。
しかし、季節の変わり目なので体調を崩される方も多いと思います。
最近、特に頭痛がひどいと来院される方が多いので、今回は頭痛に関することを話していきたいと思います!
頭痛には大きく分けて3つに分類されています。
1つ目は【片頭痛】、2つ目は【緊張型頭痛】、3つ目は【群発性頭痛】です。
今回は1つ目の片頭痛に焦点を当ててお話をします!
片頭痛とは…
成人の8%が片頭痛をもっているとされ、特に女性に多いのが特徴です。
片頭痛の4分の1は子どもの頃からすでに始まっており、最も多いのが30代とされています。
慢性、再発性の経過をとり、前駆症状として視野の一部にチカチカと光りその部分が見えなくなるという視覚異常(閃輝暗点、半盲)が出ます。
その後、一側性の拍動性頭痛が数時間~72時間程続き、食欲減退、吐き気、嘔吐を伴う事が多いです。
誘発されるもの
階段の昇降、光、騒音、寝不足、寝過ぎ、ストレス、気圧、気温、湿度の変化、人混み
チョコレート、チーズ、トマト、オレンジ、赤ワインなど
原因は…?
原因ははっきりと解明されておりませんが、何らかの誘因により脳血管の異常な収縮が起こり、その際に痛みを引き起こす物質であるセロトニンが血中に放出され脳血管の拡張と血管外漏出が起こります。これが三叉神経を介して痛みを引き起こすことになります。
こんな頭痛は要注意!
くも膜下出血
くも膜下出血は脳の動脈の分岐部にある脳動脈瘤というこぶが破裂してそれにより脳を覆うくも膜と軟膜の隙間に血液が流れ込むという状態です。
「今までに経験したことのない激しい頭痛」、「金属バットで殴られるような痛み」と表現されるくらい激しい頭痛です。後頭部、側頭部、中心部が痛み吐き気や嘔吐を伴う事があり意識を失うこともあります。重症の場合は倒れてすぐに亡くなってしまう場合もありますが、前触れとして軽い頭痛が数回あり、くも膜下出血と気付かれない方が多いので注意が必要です。
回復するには…
中心となるのは薬物療法でスマトリプタンというものや、血管を収縮させるエルゴタミンという薬を服用すると効果があります。
また予防法や痛みが和らぐ方法としては痛む部分を冷やすと効果的です。
※マッサージや湯船に浸かるなどは血流が良くなり血管が拡張してしまい頭痛が悪化してしまう可能性が高くなりますので止めておきましょう。
また当院では鍼施術を行っておりますので薬をできるだけ服用したくないという方はぜひお越しください!