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子供が腕を動かさない時は!

2021年08月12日

こんにちは、くめ鍼灸整骨院の竹中です。

 

以前のブログで5月の初めくらいにツバメが初めて巣を作りに来たと言っていましたが、その後も微笑ましく見守っていました。もう親か子供かわからないくらいの大きさになり、7月の中頃くらいには巣立っていきました。無事に巣立てて良かったですが、空っぽになった巣を見ると少し寂しいものです。また来年にも来てくれるといいなと思います。

 

 

さて今回は5歳くらいまでの子供に多い肘の亜脱臼について話していきます。

 

2歳くらいの女の子がお母さんに抱っこされて来院されました。

転んで泣いているのを見つけてから急に腕を動かさなくなって腕を動かそうとすると大泣きすると言われました。

まだあまり自己主張できない子供の場合だと、どこがどう痛いなどは言えないので、様子もみて判断します。ダランと腕を下ろして動かさなく、連れてこられるまでに泣きつかれてぐったりしているという状態で多いのが肘内障という状態です。

 

 

肘内障(ちゅうないしょう)とは

親指側の肘関節の亜脱臼(あだっきゅう)のことをいいます。亜脱臼とは聞きなれないですが、外れかけた状態と言えばわかりやすいですね。一般的に2~5歳の子供に多く、腕を動かすと痛みが出るので動かさなくなります。

 

 

どうやって起こる?

〇親と手をつないで歩いている時に子供が転倒しそうになり支えようとして腕を引っ張ってしまった

〇転んで手をついて肘を捻ってしまった

などの時に起こることが多いです。

 

 

すぐに肘内障の整復をすると、コリッ!という音と共に入った感触がありました。肘内障の場合、整復した瞬間は痛さで泣くこともありますが、さっきまでの動かすと痛いという事がなくなりますので腕を使って何事もなかったかのように遊び始めたりします。実際にその女の子は肘の整復後に待合室ですぐに腕を使って遊んでいました。

 

 

 

子供の骨や靭帯はまだ未成熟なので引っ張ったり、捻ったりすると外れかけてしまうことが多くあります。一般的に5歳以上くらいになると起こりにくくなります。ただそれまでは再発する可能性が高いですので気を付けて見てあげてください。

 

 

また、肘内障と似た状態として注意しなければいけない上腕骨顆上骨折という可能性もありますので自己判断はせずに必ず整形外科か整骨院にかかるようにしてください。

 

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