2021年05月15日
こんにちは、くめ鍼灸整骨院の竹中です。
5月に入ったある日、自宅の5階の踊り場でツバメをよく見るなあと思っていたのですが、数日前に天井の方を見上げたら巣を作り始めていました。まだ壁に巣の土台になる部分が少しくっついている状態ですが、楽しみに見守っています。ツバメが巣を作ると縁起が良いと言いますが、コロナばかりでよいニュースがあまりなかったので何かうれしくなる出来事でした。
4月と5月はツバメが飛んでいるのを見ると春を感じ、微笑ましいのですが、5月の終わりくらいから梅雨がきてしまいます。梅雨も自然界には重要な季節なのですが、人間にはあまり良い季節ではなく調子を崩しやすい季節でもあります。
さて、今回は梅雨と腰痛について書いていきます。
梅雨の時期はジメジメとした湿気が多くなりますが、湿気が多くなると全身倦怠感や食欲不振、むくみなどの不調を訴える方が多くなります。さらにその中に腰痛も訴える方が多くなります。
梅雨時には体は湿気の影響で普段よりも水分が多くなってしまいます。水分が多くなると体は水の量を一定に保とうと頑張るので疲れてしまいます。その結果、湿気が多い時の特有の状態を引き起こしてしまいます。
また、梅雨時の高温多湿の気候だと体の表面は常に汗などで濡れている状態が多くなります。
皆さんはお風呂を出た後に扇風機の風にかかると、とても涼しく感じた事はありませんか?あれは体の表面についている水滴が風で蒸発して蒸発するときに熱を奪っていく気化熱の作用で涼しくなっています。
ようするに汗をかくと体を冷やすことになります。湿気が高く気温も高くなりやすい梅雨時には汗をかいていることが多く、自分で思っているよりも体は冷えてしまっています。
このように梅雨時の腰痛を訴える方の特徴として「冷え」が多いのですが、冷えている筋肉は硬くなりやすく、さらに循環も悪くなり回復力も落ちます。その状態に気付かずにいると腰痛を起こす危険性が高まってしまうと言うわけです。
自分でできる冷えの腰痛を防ぐ方法として
食べ物
梅雨時は食欲減退しやすいのでカレーなどがおすすめです。香辛料により食欲増進作用と発汗作用により水分の代謝がよくなります。注意点として良い食べ物でも食べ過ぎると逆効果になりますので腹八分を心がけましょう!
適度な運動
血行をよくするためにも適度な運動が重要です。雨の合間に散歩をしたり、自宅ならストレッチをしましょう!
入浴
梅雨時は思っているよりも体は冷えているので湯舟につかりましょう!シャワーのみだと冷えやすくなります。
首を守る
身体の首とつく場所(首、手首、足首)には触るとドクドクと拍動を感じられる大動脈があります。普通は大動脈は身体の中心にありますが、この首とつく場所には外側に近い所に動脈があることによって動脈の熱が外に逃げやすくなってしまっています。クーラーなど寒い環境にいないといけない場合など腰を冷やさないのは当然として首とつく場所を衣服などで守るようにしましょう。
身体の過信は禁物
体の冷えをきちんと自覚し、体のケアと日々の過ごし方を徹底できれば梅雨時の不調を防ぎやすくなります。また、気を付けていても腰の違和感などを感じ始めたら大事になる前に専門機関などにかかるようにしましょう。
梅雨を調子よく乗り越えて暑い夏に備えましょう!