2023年09月7日
こんにちは、くめ鍼灸整骨院の柔道整復師・鍼灸師の竹中です。
まだまだ暑い日が続きますので熱中症対策を続けつつ、朝や夕方は涼しさが出てきましたのでウォーキングなどの軽い運動をして体調管理に気を付けていきましょう。
今回は、以前に陸上部の練習で太ももを痛めた中学生の患者様が来院された時の話です。
触診していると太もも前面のかなり奥の方に痛みとコリッとした感触がありました。さらに怪我をしてから一か月が経過しているにも拘わらず、痛みが下がらないし、運動すると痛みで全く走れなくなると言われていました。以上から太ももの奥にある筋肉の肉離れだと判断しました。
大腿四頭筋
太もも前面の筋肉は大腿四頭筋と言います。その名の通り、4つの筋肉から構成され、構成する筋肉としては大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋になります。
太もも前側の筋肉には大腿直筋と中間広筋の2種類の筋肉が重なっており、その二つは共に他の筋肉と比べると分厚い強力な筋肉になります。
太ももなどの筋肉の層が厚いところは痛んだ深さをある程度特定してそこに直接の刺激をすることも重要になります。
超音波施術
そこで、まずは超音波にて浅い箇所に刺激を与えるモードだと反応が全くなく、次に深い箇所に刺激を与えるモードで強く反応が出ました。そこを重点的に超音波と合わせて特殊電療のハイボルテージ、手技にて施術させていただくと、数回で回復がみられ、運動開始もテーピングなどでサポートさせていただくと痛みなく走れるようになったと喜んでおられました。
通常、筋肉の奥までは電気の刺激は届きにくいのですが、超音波や特殊電療であるハイボルテージは筋肉の層の奥にまで刺激を与えることができます。
当院での施術方法として
動態肢法、呼送法と言う痛くない手技
などがあります。
なかなか怪我が治らないなどあれば、もしかしたら筋肉の層の奥の方の怪我かもしれませんので自己判断せずに専門家に相談しましょう!