2020年07月14日
こんにちは!くめ鍼灸整骨院の竹中です。
最近、当整骨院では中高生の子供たちが肉離れの状態で来られる頻度が急増しています!
原因として考えられるのは、コロナの影響で外にあまり出られず、運動も自粛している方が大半でした。
だんだんと鎮静化し自粛が解け、中高生の子供たちのクラブ活動が再開されるようになりました。
2か月近く運動できずに身体も相当なまっている状態で運動を再開し、急に負荷のかかる運動をして「肉離れを起こしたー!」となる方が急増しているわけです。
そこで、肉離れとは何か?
肉離れとは筋肉の急激な収縮により筋肉の繊維が損傷または断裂することをいいます。
よくある状態として
〇歩く時などに足を地面につけて体重が乗ると痛い
〇肉離れを起こした場所を押すと痛い
〇肉離れを起こした場所が陥没している
〇伸ばすと痛い
〇内出血がある
などがあります。
起こりやすい場所として
〇太ももの前側=大腿四頭筋
〇太ももの裏側=大腿三頭筋(ハムストリング)
〇ふくらはぎ=下腿三頭筋
などがあります。
では、起きてしまったらどうしたらいいか?
まずはRICE処置が特に重要です!
RICE処置とは
R rest=安静 (負傷した箇所を安静にして休ませる)
I icing=冷却 (氷で負傷した箇所を冷やす)
C compression=圧迫 (包帯などで圧迫固定をする)
E elevation=挙上 (心臓よりも高い位置に挙上する)
それぞれの頭文字からなる処置法になります。
そして、すぐに医療機関や専門機関で診察を受けましょう。
当整骨院では、RICE処置を基本に手技や鍼灸施術により筋肉を緩め、マイクロカレントなどによる特殊な電気施術で早期回復を目指します。
また、ストレッチ法や包帯・テーピング・サポーターによる固定法を指導し、自分で保護できる方法をお教えし再発を予防します。
ただ、肉離れはすぐに簡単に治るものではありません。よく繰り返しなってしまい、癖になったなど聞くことはありませんか?
肉離れを起こすと治る過程で損傷した筋肉は瘢痕化と言って、少し弱い筋肉になります。その状態ではあまり痛みもなくなってきているので治っていないのに、もう治ったと勘違いしてしまいやすくなります。そこで負荷のかかる運動をしてしまうと、その弱い筋肉(瘢痕化)の所で再度肉離れを起こしてしまいます。癖になってしまったというのは治ったと勘違いしてまだ治っていない箇所を再負傷してしまっている状態が非常に多いのです。ですので、自己判断は非常に危険です。専門家の指導のもと徐々に運動の負荷を上げていくことを強くおすすめします。
何かあれば我慢せずにすぐに連絡、相談してください。