2022年08月5日
こんにちは、くめ鍼灸整骨院 金剛院の竹中です。
また新型コロナの感染者数が多くなってきてしまい残念ではありますが、今回は以前に患者様からパルスオキシメーターってどんな機器なの?という質問があり、パルスオキシメーターについて調べましたので新型コロナで一般に有名になったパルスオキシメーターという機器について書いていきます。
パルスオキシメーターとは
指先につけるだけで動脈血の酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測れる医療機器のことです。
動脈血酸素飽和度(SpO2)とは酸素を運ぶヘモグロビンと酸素が結合している割合のことで、この数値が高いと肺は正常に機能しているということで、反対に低いと肺炎や他の肺の病気の可能性が高いというわけです。目安の数値としては96%~100%が正常とされています。95%以下になると注意が必要で医療機関に連絡する指標の一つになります。
※注意しなくてはならない事として、新型コロナの早期発見には効果がないということです。
この理由として、新型コロナの病状がある程度進行して肺の機能が低下していないとパルスオキシメーターの数値が下がって来ないためであります。さらに数値が低下したからといって新型コロナに感染しているかどうかは判断がつきません。以上の事からも新型コロナの予防や早期発見に効果がある機器ではないと言うことです。
新型コロナが流行り始めの頃にテレビにて、パルスオキシメーターは新型コロナに感染しているか早期発見に効果があると間違って伝わったために需要が急激に増えて一時的に品薄になってしまいました。そして、肺の慢性疾患のある患者様など、本当に必要な方に行き届かなくなってしまう危険性が出てきたためにメーカーが一般に購入することを控えてくださいと発表されるまでに至りました。
本当に必要な方とは?
新型コロナで自宅療養している患者様や肺の慢性疾患のある患者様などです。
現在は新型コロナ感染者で自宅療養になった方に大阪府や各医療機関が貸し出しをしてくれていることがありますので、感染していなくてもいざという時のために大阪府のHPなどで調べてみるのがいいかもしれません。