変形性膝関節症
- 膝付近にきしむような音がする
- 歩くと膝が痛い
- 正座をすると膝が痛い
- 立ち上がりなどの動作始めが痛い
- 階段の昇り降りが辛い
変形性膝関節症とは
【 変形性膝関節症 】とは膝のクッションの役割をしている軟骨が加齢や筋肉量が落ちることによって擦り減って痛みが生じる病気です。
クッションの役割をしている軟骨や半月板がすり減ることにより骨と骨が擦れて、関節内に炎症を起こしたり、変形を起こしたりして痛みや腫れが生じる状態です。
膝には関節液という液体があり、正常では関節軟骨の表面を潤す程度の量です。変形性膝関節症によって関節内に炎症が起きると関節液が過剰に産生されてしまいます。
これが「膝に水が溜まる」といわれる状況です。
原因は?
加齢
年齢を重ねるごとに変形性膝関節症のリスクは上がり、男性に比べて女性に多いのが特徴です。
加齢とともに膝のクッションの役割をしている軟骨がすり減ることにより骨と骨が擦れて、関節内に炎症を起こしたり、変形を起こして痛みや腫れが生じます。
肥満
体重が多いと膝にかかる負担もかなり大きくなります。
歩くときなどに膝にかかる負担は体重の約3倍と言われています。
高齢になるにつれて運動不足や基礎代謝量の低下などにより体重を落としにくくなってしまいますので膝の症状が発生します。
筋肉量の低下
足の筋肉量が低下すると膝にかかる負担が大きくなります。
特に高齢の方は運動量が減り筋肉量が低下しやすくなるので発生しやすくなります。
O脚
O脚の変形は膝の内側に負担がかかります。その状態が長く続くと膝の内側軟骨が擦り減っていき変形性膝関節症の原因となります。
変形性膝関節症ってどんな症状?
変形性膝関節症の状態には【初期】【中期】【末期】と3つに分けられます。
初期
軟骨がすり減り、骨と骨の間が狭くなり、立ち上がり、歩き出しなどの動作の始めに膝が痛みます。しばらく動いていたり、休んでいると痛みがおさまる事が多いです。
中期
さらに軟骨が減り、干渉している骨の部分が骨棘というとげとなり、歩くと膝が痛み、正座や深くしゃがみ込むような動作や階段の昇り降りで膝が痛みます。
また初期ではしばらく休んでいたらおさまっていた痛みが消えなくなってきます。
末期
膝のクッションの役割である軟骨がほとんどなくなり歩行などで膝の骨同士がぶつかるようになります。
この段階になると初期、中期の症状が悪化し、変形も目立つようになります。
また膝がしっかりと伸びず、歩行も困難となるため日常生活が不自由になってきます。
くめ鍼灸整骨院の施術方法
くめ鍼灸整骨院では
人の身体の土台である背骨・骨盤を安定させる【背骨・骨盤矯正】
膝周囲の筋肉を緩める【呼送法】
膝の関節を矯正する【関節矯正】+【動軆肢法】
また状態に応じて【鍼灸治療】や【特殊電療】のご提案もさせて頂きます。
また日常生活の動作で負担をかけすぎないように【サポーター】のご案内もさせて頂き、状態を安定させ早期回復を促します。
変形性膝関節症は段階を経て徐々に悪化していきます。
骨は変形してしまうと元の形に戻らなくなってしまうので、初期の痛みや違和感を見過ごさずに施術していくことが重要になってきます。