腱板損傷
- 腕が痛くて挙がらない
- 腕を挙げる時に力が入りにくい
- 肩を動かすと異音がする
- 寝ている時に痛む
- 自分で腕を上に挙げられないが他人に挙げてもらうと挙がる
腱板損傷とは?
腱板損傷の腱板とは、肩の周辺は多くの筋肉で取り囲まれています。それらの肩の周辺の筋肉群をまとめて回旋筋腱板と言います。
回旋筋腱板を構成する筋肉は4つあり、それぞれ棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋と言います。
損傷を起こしやすい部位としては棘上筋があります。棘上筋は腕を挙げる時によく使われる筋肉で、ここを損傷すると痛みで腕を上に挙げにくくなります。
痛む度合いは個人差はありますが、痛くて寝られない事もあると言われるぐらいの強い痛みが出ることがあります。
夜間痛という夜中の眠る辺りになると痛みが強くなることがあります。
原因は?
転倒した時などに手を勢いよく衝いたり、肩周辺を強打して負傷する外傷(ケガ)として起こることがあります。
また、外傷とは違い腱板が弱ってきて擦り切れるように、ある日突然に起こる場合があったり、いつの間にかなっていたと言うようなきっかけが分かりにくいことがあります。
利き手側の肩に起こりやすいと言う事もありますので上記の理由や、オーバーユース(使い過ぎ)によるものもあると考えられています。
【腱板損傷】と【五十肩】とは違います!
【腱板板損傷】は【五十肩】とよく似ています!
当院でも五十肩だと言って来られた方が検査をしていくと腱板損傷の可能性の方が高いと言うことが分かり、医師へ紹介させていただくと腱板損傷と診断を受けた事がよくあるので自己判断は注意が必要です。
何が違うのか?~肩の動き方が違います~
腱板損傷と五十肩は、
腱板損傷は自分で腕を挙げられないが他の人の支えや損傷している肩の反対で支えると挙げることができる傾向にあり、
ひどい五十肩は90度以上は挙げられないという特徴があります。
ただし、あくまで傾向であり、腱板損傷でも【痛み】で挙げられないことがあります。
どうしたらいい?
まずはきっちりとした【検査】で正しい判断をする事です。
五十肩と間違えやすい状態ですので腱板損傷か五十肩かをきっちりと見極めて、それぞれに合った施術方法を選択します。
さらに必要であれば提携する医師へのご紹介もさせていただきます。
当院での施術方法
腱板損傷の初期は炎症が強く起こっている可能性が高いので、まずは炎症を抑えることが重要になります。炎症は治そうとしている反応でもあるのですが、炎症が強すぎる場合は痛みが痛みを呼ぶ悪循環に陥りやすいので注意が必要です。
炎症を抑えるために肩周辺の筋肉を痛くない手技にて血行を良くし治癒力を促進させた上で、さらに特殊電療機器であるES-5000や鍼灸施術、トルマリンホットパックを実施して症状を安定させていきます。
また、肩を安静にするのも大事です。
昔は三角巾などで腕を吊る方法がありましたが、現在では【専用のサポーター】があり見た目にも良い商品があります。
肩の痛みが出る方の多くはどちらかの肩や腕を酷使している可能性があり、歪みが原因の一つであると当院では考えています。
その場合は全身の矯正もさせていただき、根本的な回復を目指します。
肩の痛みで悩んでいる方は一度ご相談下さい。お待ちしております。