2021年10月21日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院の鍼灸師、健康運動指導士の中島です。
今週から一気に冷え込み寒い日が続いていますね、、、
気温差で体調が崩れやすくなったり、ぎっくり腰などのケガもしやすくなるので十分に気を付けてくださいね!
ということで今回はトレーニングの原則の残りについてお話ししていきます!
前回のブログを読まれていない方は、ぜひそちらの方からお読みください。
1.正しいトレーニング計画を!part1
2.正しいトレーニング計画を!part2
全面性の原則
トレーニングは、部位や種目に偏ったものではなく、バランス良く強化しなければなりません。これを全面性の原則といいます。
トレーニングの初期には、あらゆる面を全体的に鍛える必要があります。ある部位だけを強化しても、その競技に必要な別の部位が弱ければ、弱い筋に左右され強化した部位が最大限に発揮されません。例えばジャンプ力を強化するために大腿四頭筋(太もも前の筋肉)だけを強化しても、ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)を強化しなければ、バランスが悪くなり肉離れなどのケガに繋がる可能性があります。
トレーニングを実施する際には、特定の部位だけでなく、バランス良く全身を強化する必要があります。
特に12歳までのお子さんは専門的なトレーニングを行うよりも様々な能力を向上させるトレーニングを行うほうがケガが少なく競技生活が長く続けられます。
全面的な能力を高めておくことで、将来より高度な技術を習得する際にも、様々な能力に幅があるのではやく習得できる可能性が上がります。
個別性の原則
トレーニングは、年齢・性差・体格・体力・技術レベル・経験・健康状態・個人の精神的特性によってトレーニングのメニューが変わってきますので自分に合ったトレーニング量やメニューを考えて行いましょう!
継続性(反復性・可逆性)の原則
トレーニングは、一時的に行うのではなく、計画的に継続、実施する必要があります。
トレーニングは、1回や2回のハードなトレーニングでは効果が少なく、継続的に続けていくほうが効果的です。
生理学における基本的な原則として「ルーの法則」というものがあり「身体(筋肉)の機能は適度に使うと発達し、使わなければ委縮(退化)し、過度に使えば障害をおこす」という法則です。要は筋肉を使わなすぎるのもだめですし、使い過ぎもケガにつながってしまうので適度に使うのが良いということです!
またトレーニングはトレーニングを終了するとトレーニング前の状態にむかって変化していきます。これを可逆性といい、このような特性があるので継続してトレーニングをする必要があります。
ということで全3回でトレーニングの原則についてお話しましたがトレーニングの初期(最初の1年ほど)がとても効果が出やすい時期になっていますのでこれから始めてみようという方はぜひこれを参考にしてトレーニングに励んで下さい。
何かお困りの事がありましたら、ぜひご相談下さい。