2025年06月12日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院 柔道整復師・鍼灸師の仲野です。
6月に入り、雨の日が多くなってきましたね。
雨の日でも元気に過ごしていきましょう!!
さて、本日は、【季節の変わり目に悪化する膝痛を予防しよう!天候や湿度変化による症状の管理方法】についてお話していていきます。
★なぜ季節の変わり目に膝痛が起こるのか?
「季節の変わり目になると、なんとなく膝が痛む…」
「季節の変わり目になると、関節が重く感じる…」
そんな経験はありませんか?
とくに春から梅雨、夏から秋、秋から冬といった季節の変わり目には、「膝が重い」「関節がギシギシする」「階段の昇り降りがつらい」といった症状を感じる人が増える傾向にあります。
膝痛が季節に影響される理由
気圧の変化による関節内圧の変動
気圧が下がると、関節内の圧力も変化し、関節周囲の神経が刺激されやすくなります。これは、天気痛や気象病と呼ばれる現象の一つで、特に古傷や変形性膝関節症を抱えている人に多く見られます。
気温の低下による筋肉・血流の影響
朝晩の冷え込みが強くなると、筋肉や腱がこわばりやすくなり、膝関節に負担がかかります。加えて、冷えにより血流が悪くなると、痛みを引き起こす物質が関節周囲にたまりやすくなるのです。
運動量・活動量の変化
季節の変わり目は体調を崩しやすく、無意識のうちに運動量が減りがちです。筋力が低下すると、膝への負担が増し、痛みが出やすくなります。特に運動不足が続くと、関節周辺の柔軟性も失われがちです。
季節の変わり目の膝痛の症状
季節の変わり目に感じる膝痛には、次のような特徴的な症状があります:
■膝にズキズキとした痛み
■膝のこわばり・重だるさ
■階段の昇り降りがつらい
■長時間歩いた後に痛む
■朝起きた直後に関節が固く感じる
これらの症状は、日によって強くなったり、軽くなったりすることが多く、特に天気が悪い日や気温差が大きい日に悪化しやすいという特徴があります。
季節の変わり目の膝痛の原因
なぜ季節の変わり目になると膝痛が起こるのでしょうか?主な原因は以下の3つです。
1. 気温の変化による血流の低下
気温が下がると、体は熱を逃さないように血管を収縮させます。その結果、膝まわりの筋肉や関節への血流が滞り、痛みやこわばりが起こりやすくなります。
2. 筋肉の緊張・柔軟性の低下
急に気温が下がると筋肉が硬くなり、関節の動きが悪くなります。膝にかかる負担が増え、炎症や痛みの原因になるのです。
3. 自律神経の乱れ
季節の変化による寒暖差や気圧の変動は、自律神経に影響を与えます。自律神経が乱れると、痛みに対する感受性が高まり、普段は気にならない違和感が「痛み」として感じられるようになります。
季節の変わり目による膝痛、天候や湿度変化との関係
膝痛と天気や湿度の関係も深く関わっています。
気圧の低下と関節の圧力
低気圧になると、関節内の圧力も変化し、関節周囲の神経を刺激して痛みを感じやすくなります。これは「気象痛」と呼ばれ、膝だけでなく、頭痛や肩こり、古傷の痛みも引き起こすことがあります。
湿度の上昇と関節の腫れやすさ
湿度が高くなると、関節周囲の組織が水分を含みやすくなり、腫れやすくなります。これが膝の違和感や動かしにくさの原因になることも。
雨の日や曇りの日の活動量の低下
天候が悪いと、外出や運動の機会が減ります。活動量の減少によって筋力が落ち、膝関節にかかる負担が増えることで痛みが出やすくなります。
天候や湿度変化による症状の管理方法
どうすればこれらの症状を軽減・予防できるのでしょうか?
冷え対策を徹底する
★朝晩の気温差に備えて、ひざ掛けやレッグウォーマーを使用
★入浴でしっかり体を温め、血流を促進
★暖房だけでなく、足元の冷えにも注意(床暖房や湯たんぽもおすすめ)
無理のない運動を続ける
★軽いウォーキングやストレッチで筋肉の柔軟性をキープ
★太ももの筋力(特に大腿四頭筋)を鍛えることで、膝への負担を軽減
★雨の日など運動が難しい日は、室内での簡単な体操を
天候予測を活用する
★気圧変化に敏感な方は、天気アプリで気圧や湿度をチェック
★痛みが出やすい日を事前に把握し、休養やケアのタイミングを調整
関節への負担を軽減する工夫
★クッション性のある靴を履く
★長時間の正座やしゃがみ込みを避ける
★体重管理も重要。体重が膝にかける負担は大きく、1kg増えるだけで膝に数倍の負荷がかかります
★膝痛は「気のせい」ではありません!
季節の変わり目に膝が痛むのは、気のせいではなく、身体が環境の変化に反応しているサインです。
少しの運動やストレッチ、冷え対策など、日常のちょっとした工夫で症状を軽減することができます。
痛みを無理に我慢せず、「いつものこと」と放置せず、当院にご相談ください!!