ゴルフ肘
- 特に肘の内側が痛くなる
- グリップを強く握ると、肘が痛くなる
- ゴルフのスイング動作のあと、肘の内側がズキッとする
- タオルをしぼる、ドアノブを回すなどの動作で痛む
- しばらく安静にしても、ゴルフをするとまた痛くなる
ゴルフ肘とは?
ゴルフ肘とは、正式には「内側上顆炎(ないそくじょうかえん)」と呼ばれる状態で、
肘の内側の出っ張り(上腕骨内側上顆)に付着する筋肉や腱に炎症が起きている状態です。
名前の通り、ゴルフ愛好者に多く見られますが、日常生活での繰り返し動作や使いすぎによっても起こるため、ゴルフをしていない方にも見られる事があります。
内側上顆って何?

内側上顆の場所
「内側上顆炎(ないそくじょうかえん)」の「内側上顆」という言葉を聞いても、ピンとこない方が多いかもしれません。
ご自分の右肘を曲げてみてください。
そのとき、「肘の内側にあるボコッと出っ張った骨」が触れると思います。
ちょうど、小指側にある肘のとがった部分です。
そこが、医学的に「内側上顆」と呼ばれる場所です。
この部分には、手首・指・肘を動かす筋肉が集まって付着しているため、
繰り返しの動作や負担が重なると、痛みが出やすい場所でもあります。
原因は?
肘に負担が集中する原因は、単なる「使いすぎ」だけではありません。
以下のような要因が重なることで、痛みを引き起こしやすくなります。
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肩・手首の使い方のアンバランス
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姿勢の乱れ(猫背・巻き肩など)
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筋肉の柔軟性や筋力の低下
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運動フォームのくずれ
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同じ動作の繰り返し(家事やPC作業など)
どんな人がなりやすい?
40歳以上の方
年齢としては40歳以上の方に多いと言われています。理由として、だんだんと体力と回復力が落ちてきているが、若い時の感覚のまま、負荷のかかる運動をしてしまうため起きやすいとされます。
ゴルフ初心者の方や復帰したばかりの方
ゴルフをやり始めた初心者の頃は無理な力が入っている事が多く、アンバランスな筋肉の使い方をして痛める方が多いです。
また、久しぶりにゴルフを再開した方で、以前の感覚のまま、スイングを繰り返すことで痛める事が多いです。
ゴルフ練習をやりすぎている方
反対にゴルフに慣れているが、熱心にやりすぎて、身体がオーバーユースな状態の方にもよく見られます。
事務やPC作業で手を酷使する仕事の方
内側上顆炎はゴルフのみならず、PC作業やテニスや野球など、手や腕を酷使する仕事・競技をしている方にみられることがあります。
くめ鍼灸整骨院の施術方法
当院では、「今ある痛み」と「再発予防」の両面からアプローチを行います。
丁寧なカウンセリングと検査
痛みの出方や動作を確認し、関連する筋肉・関節の状態を把握し、スポーツを続けられるか、完全に安静にした方がいいのかをしっかりと判断します。
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手技・鍼灸・圧力波施術の組み合わせ
手技と鍼灸の組み合わせにより痛みのある部位だけでなく、肩・腕・手首など全体のバランスや動きの連動性を考慮しながら施術を行います。
当院では、痛くない負担をかけない「呼送法(こそうほう)」と「動軆肢法(どうたいしほう)」と呼ばれるオリジナル手技にて施術させていただきます。
詳しくは以下をご覧ください ↓
さらに、状態に応じて「ショックマスターによる圧力波施術」も取り入れています。
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ショックマススター(圧力波施術)とは?
圧力波施術は、ショックマスターと言う特殊な機器で発生させた圧力波の衝撃を患部に与える方法を用いた施術法で、以下のような効果が期待できます。
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治りきらない慢性化した組織の代謝を促進
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血流改善と炎症の抑制
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組織の回復を促す刺激
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痛みの感覚を緩和する効果
「なかなか引かない」「何度も再発する」といった慢性的なゴルフ肘のケアにも有効です。
最近では、有名なスポーツ選手が使っていることで一般的に知られるようになりました。
※施術の可否や回数は、状態を見て判断いたします。ご不明点はご相談ください。
詳しくはこちらをご覧ください → ショックマスターについて
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再発予防のセルフケア指導
ご自宅でできるストレッチや自家矯正のやり方、睡眠の質の改善、身体の使い方の工夫、動作の見直しなど、日常生活の中でできるサポートも大切にしています。
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ゴルフ肘に関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. どんなタイミングで受診したらいいですか?
A.
以下のような症状があれば、早めにご相談ください。
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肘の内側にチクッとした違和感がある
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物を持つと肘がつらく感じる
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手を強く握ると肘の内側が不快
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スイングや投球の動作で気になる感覚がある
放置すると慢性化することもあるため、早期の対応がおすすめです。
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Q2. 日常生活で気をつけることはありますか?
A.
はい、以下のようなことを心がけていただくと良いです。
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痛みのある動作はできるだけ避ける
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腕や肘に負担のかかる作業は休憩を挟みながら行う
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就寝時や長時間作業の際はサポーターなどの使用も検討
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ストレッチや温める習慣を持つことも有効です.
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Q3. ゴルフ肘は自然に良くなりますか?
A.
軽度のうちは一時的に症状が落ち着くこともありますが、使い方によっては再発しやすく、慢性化する可能性もあります。痛みが気になった段階で、早めにケアすることが回復への近道です。
お問い合わせ・ご相談は以下までどうぞ!