拡散型ショックウェーブ療法
- スポーツで怪我をした
- スポーツをすると痛みが出る
- 五十肩と言われた
- ばね指と言われた
- 昔からの慢性的な痛みがある
拡散型ショックウェーブとは?
体外衝撃波といい、圧力波を発生させ損傷した筋肉や腱へ照射することで高い鎮痛効果と細胞の新生による治癒を促進する効果が得られます。
また、メジャーで活躍される大谷選手が使っている事でさらに有名になりました。ショックマスターの公式HPに対談の様子が書かれていますので興味のある方はご覧ください。
⇒ https://www.sakaimed.co.jp/advance/interview/ohtanishohei-4/
圧力波の原理
コンプレッサーにより発生させた圧縮空気をパルス状に開放させ、ピストンがアプリケータにぶつかることで圧力波を生み出しています。
圧力波が体に伝わる分かりやすい仕組みは有名な「ニュートンのゆりかご」で説明できます。
この発生した圧力波が以下の画像のように体内の入っていき、身体の細胞に作用します。
体外衝撃波の効果は?
通常、慢性化した細胞は治りにくいものですが、その慢性化した細胞を圧力波によって一旦破壊して細胞の新生を促す事が体外衝撃波施術の効果になります。
筋肉・腱など全身の施術が可能で、圧力波によって身体の外側から安全に施術することができます。非侵襲的で副作用が少ない施術方法になります
圧力波施術を受ける間隔はどのくらいがいい?
「効果の高い施術方法なら毎日やった方がいいの?」と思われるかもしれませんが、施術を受けると細胞が微小ですが破壊されているので、その部分が新生して回復してくるのを待つために1週間は期間をあけた方が良いとされます。
当院では1週間に1回の施術をだいたい4,5週に渡って4,5回施術させてもらっています。
1回の施術の時間も短く、2分から5分くらいになります。
ショックマスターの施術後は安静が大事
ショックマスターの施術後は痛みを感じにくい状態になっている可能性が高く、その時に無理な運動をしてしまうと痛みが増大する可能性がありますので安静にすることを心掛けるようにしましょう。
デメリットとして
上でも書いたように細胞を一旦破壊する施術方法ですので、圧力波が当たる箇所には少し痛みを感じることがあったり、痛みが増す可能性があります。また、軽度の発赤や皮膚の痛みが出る可能性もあります。
ショックマスターが適する方・適さない方
ショックマスターが適する方
主な例として以下があります。
・五十肩
・石灰沈着性腱板炎
・ばね指
など
ショックマスターが適さない方
・ペースメーカーを埋め込んでいる方
・悪性腫瘍
・心臓疾患
・妊婦や出産直後の女性
・知覚障害
・骨粗鬆症
・脊髄骨折、捻挫、肉離れなどの急性疼痛
・施療部位に創傷がある場合
くめ鍼灸整骨院での使用例
来院されている方のお話しです。
数か月前から指がカクカクして動きが悪いと思っていたら、急に指が曲がった状態から動かなくなって無理矢理に伸ばしたら激痛が出たと言われて来院された方がおられました。
詳しく検査をしていくと、まず指と手のひらに腫れや熱感が強く出ていました。指を曲げると何かに嵌まり込むように指が伸ばせなくなり、無理に伸ばすと弾発現象(ばねのように指が伸びる現象)が確認できたので、ばね指(弾発指)だと判断しました。
痛む箇所としては手のひらの指の付け根が確認できました。ばね指での痛む場所としてはほとんどの方が痛くなる場所でもあるので、そこにショックマスターでの施術をさせていただきました。
ショックマスターの圧力波が痛む場所に当たると最初は痛みを感じておられたようでしたが、だんだんと痛みを感じにくくなり、指の曲げ伸ばしの引っ掛かりが改善していきました。ただ、1回で完全に回復するものではなく、このあとに期間をあけつつ4,5の施術をしていくと数か月続いたばね指が回復していき、本人様も喜んでおられました。