2024年09月26日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院の鍼灸師・健康運動実践指導者の三田です。
これから夏の疲れが出始める頃かと思います。
免疫力が下がりがちな時期なので旬のものを食事に取り入れ、しっかり栄養を補給していきましょう。
さて、今回のテーマは【食いしばり/歯ぎしり】についてお話させていただきます。
食いしばりや歯ぎしり
上下の歯をギリギリと強くこすり合わせるような動きやぎゅっと強く噛みめてしまう悪いクセが習慣づいてしまっている状態です。この口腔内の悪習慣を「ブラキシズム」と言われています。
この悪いクセは無意識に行われています
=就寝中に本人が気づかずしている事が多いです。
ブラキシズムがみられやすい人の特徴
▼口の周辺にある筋肉がずっと緊張している状態(安静空隙)
▼上下の歯と歯の間に2ミリぐらいのスペースがある(個人差あり)
※安静空隙(あんせいくうへき)
→頭痛、肩こり、腕のしびれなど全身のさまざまな症状を引き起こします。
①グラインディング(歯ぎしり)
左右にギリギリと強く歯をこすり合わせる音が聞こえてきます。
音が鳴るので、家族に気付いてもらいやすいです。
↓
症状が続くと歯がすり減ってしまいます。
対策をしないままにしておくと歯の表面にあるエナメル質が削れてその内側の象牙質が見えてしまいます。
②クレンチング(噛みしめ)
上下の歯をぎゅーっと強く噛みしめたり食いしばったりします。
寝ている時以外の昼間でも起こります。
↓
噛み締めている時間が長くなる程、歯や歯茎、筋肉などにも負担がかかってきます。
咬筋、側頭筋に痛みが出て来てしまう事もあります。
③タッピング(歯をカチカチする)
上下の歯をカチカチと音を出して鳴らすことです。
寝ている時のほかに日中もクセでカチカチ鳴らしてしまう方もいます。
主な原因
習慣 | ・枕が合わない
・集中している時間が長い ・スポーツをしているなど瞬発的に力を出すことが多い ・ストㇾスや不安を抱えている ・カフェイン過剰摂取 |
噛み合わせ 骨格 |
・歯並び
・詰め物があっていない ・顎の変位 |
その他 | ・遺伝 |
食いしばりを放置していると…
・歯が割れる
・歯の根っこが割れる
・歯周病悪化につながる
・詰め物が取れやすくなる
・顎関節症になりやすい
・口周りの不調
・顔の変形
・知覚過敏
・頭痛、肩こり、腕のしびれ
・腰痛、股関節のズレ
・全身の倦怠感やだるさ
上記のような症状が出てきやすくなります。
対処法
①ストレスのコントロール
0にすることはとても難しいことです。
自分なりに発散できる方法を見つけてストレスと上手に付き合っていきましょう。
②自己暗示療法
日常生活の中で無意識に食いしばっている方は気づいたとき力を抜くということを行ってみましょう。集中している時に食いしばりやすいので特に注意してください。
③咬筋・側頭筋を軽くマッサージする
(咬筋)
歯をぎゅっと食いしばったときに下顎の外側で硬くなる筋肉で食いしばったとき膨らむ部分です。
(側頭筋)
耳の上になる筋肉で下顎の骨にくっついています。噛むときや顎を後方に引くとき使う筋肉です。こめかみあたりに触れてきゅっと食いしばるとポコッと膨らみます。
→円を描きながら軽く流していきます。痛みがあるところ中心に行いましょう。
当院では…
▼鍼灸
→自律神経のバランスを整えるためツボに刺激を与えて、筋肉が緊張状態になっている首や肩などをほぐしていきます。
詳しくはこちらhttps://kume-sinkyu-seikotu.com/shinkyu/
▼くめ式骨格整体
→土台となる骨盤と背骨を整えて身体に入った力を抜きやすくしていきます。
詳しくはこちらhttps://kume-sinkyu-seikotu.com/menu/kumesikiseitai/
▼電気治療
→局所的に筋が過緊張を起こしている部分に施術させていただきます。
詳しくはhttps://kume-sinkyu-seikotu.com/menu/es-5000-tokushudenryoukiki/
それぞれお身体を診させて症状にあった治療提案をさせていただきます。
食いしばりを睡眠中に続けているとゆっくり休むことができず、疲労がたまりやすくなってしまうので、お早めにご相談していただくことをおススメします。