交通事故の示談の流れとポイント


- 示談って何を決めるものか分からない
- まだ違和感があるけど、このまま示談していいの?
- 保険会社から治療終了と言われて迷っている
- 症状固定と言われたけど、どういう意味?
- ケガが治ってきた!示談ってどういう流れになるの?
示談や症状固定とは?
交通事故に遭われた患者様の中には、「もうそろそろ治療が終わるのかな?」「保険会社から示談の話が来たけど、よく分からない…」といった不安をお持ちの方も多いかと思います。
また、「示談」や「症状固定」など普段の生活では聞いたことがない言葉も出てくることがありますので、余計に不安になると思います。
以下では、症状固定や示談とは何かを説明し、示談に向けた流れをわかりやすく解説します。
示談とは?
示談とは、交通事故によって生じた損害について、当事者同士が話し合いにより解決することを指します。
一般的には以下のような内容が含まれます。
- 治療費
- 通院交通費
- 休業に関する補償
- 慰謝料
これらを総合的に確認し、最終的な補償内容を決めていく流れになります。
慰謝料について、詳しくはこちらをご覧ください → 慰謝料について
症状固定とは?

「症状固定(しょうじょうこてい)」とは、治療を続けても大きな変化が見込めないと判断される状態を指すとされています。
完全に痛みがなくなる「完治」とは異なり、ある程度の不調や違和感が残っている場合でも、一般的にこれ以上の大きな変化が見込めないと考えられる段階で、通院の区切りとして扱われることがあります。
症状固定のタイミングは、一般的に医師の判断をもとに検討されます。
示談に向かうときの流れ
① 治療の終了(治癒または症状固定)
「ほとんど痛みもなくなり、そろそろ治療を終了してもよい状態」や、
「これ以上治療を続けても大きな変化が見込めない」とされる症状固定の状態になると、
一般的に治療は一区切りとなり、示談へ進む流れになるとされています。
※まだ違和感や痛みが残っている場合は、後遺障害の申請を検討するケースもあります(後述)。
② 保険会社が治療費の打ち切りを通知してくる場合も
加害者側の保険会社から、「治療費の支払いを終了したい」といった案内がある場合があります。
その際、症状が残っている場合には、通院継続について相談や調整が行われることもあります。※状況により対応は異なります。
実際に当院でも、治療費の打ち切りについてご不安を感じてご相談いただくケースがあります。
③ 後遺障害の申請(必要な場合のみ)
痛みやしびれ、可動域制限などの症状が残っている場合には、
後遺障害等級認定の申請が検討されることがあります。
- 医師の診断書
- 画像検査
- 症状の経過
などをもとに申請が行われます。
認定された場合には、後遺障害慰謝料や逸失利益が補償対象となるとされています。
※申請には時間や手続きが必要なため、医療機関や専門家と相談しながら進めることが一般的です。
④ 損害賠償額の提示と確認
保険会社から「治療費」、「交通費」、「休業損害」、「慰謝料」などをまとめた書類が提示されます。
内容については専門的な要素も多いため、必要に応じて整骨院や弁護士へ相談される方もいらっしゃいます。
⑤ 示談書の取り交わし
金額や内容に納得した場合、「示談書」に署名・押印し、示談成立となります。
示談成立後は、一般的にその事故に関する追加請求は難しくなるとされています。
※不安が残る場合は、署名前に相談することが大切です。
⑥ 賠償金の支払い
示談成立後、保険会社から指定口座へ賠償金が振り込まれる流れが一般的です。
通常は1〜2週間程度とされています。
注意点
- 痛みが残っている状態で示談を急がないことが大切とされています
- 金額に不安がある場合、弁護士基準で再検討されるケースもあります
- 通院日数や治療記録は事前に整理しておくことが望ましいです
まとめ:示談に向かうタイミングと流れ

- 症状の経過により治療終了または症状固定
- 必要に応じて後遺障害申請
- 保険会社から損害賠償提示
- 内容確認後に示談成立
- 賠償金支払いで事故対応が完了
お問い合わせはこちら
示談のタイミングで気をつけたいこと
示談は一度成立すると、原則として内容の変更が難しくなるとされています。
そのため、
- まだ違和感が残っている
- 日常生活に影響がある
- 通院の継続について迷っている
といった場合は、慎重に判断することが大切です。
実際に、示談後に「もう少し通院について考えておけばよかった」と感じられたケースもあります。
保険会社から治療終了と言われた場合
通院中に、保険会社から治療終了の目安について案内されることがあります。
その際は、
- 現在の状態
- 日常生活への影響
- 今後の見通し
などを整理したうえで、無理に判断を急がないことが大切です。
不安な場合は、無理に判断せず医療機関や専門家に相談してみることが大切です。
最後に
くめ鍼灸整骨院では、治療だけでなく、交通事故後の保険や示談に関する不安やご質問にも対応しております。不明な点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
患者様が安心して治療を受け、納得して次のステップへ進めるようサポートさせていただきます。
交通事故の示談によくあるFAQ
どのタイミングで示談に入るのですか?
一般的には、ケガの状態が落ち着いた段階や症状固定(これ以上大きな変化が見込まれないと判断される状態)となった時点で、示談交渉が始まるとされています。治療途中での示談は慎重に判断することが大切です。
示談書にサインするとどうなりますか?
サインをすると、その内容で合意したものとして取り扱われることが一般的で、後から内容の見直しが難しくなる場合があります。内容に不安がある場合は、すぐにサインせず専門家へ相談することが大切です。
示談金の内訳には何が含まれますか?
一般的には、治療費、交通費、休業損害、慰謝料などが含まれるとされています。状況により後遺障害等級に応じた項目が含まれる場合もあります。
保険会社から「そろそろ示談を」と言われたのですが、応じるべきですか?
まだ違和感や不調がある場合は、示談のタイミングについて慎重に判断することが大切です。早い段階での示談は、その後の対応に影響する可能性もあるため、不安な場合は専門家へ相談することが大切です。
示談金の金額が妥当かどうか、どう判断すればいいですか?
ご自身だけで判断に迷われる方も多くいらっしゃいます。交通事故に関する知識のある専門家へ相談することで、内容の確認がしやすくなる場合があります。なお、ご加入の自動車保険に弁護士費用特約が付いている場合、相談費用等が補償されるケースもあります。
弁護士に相談するにはどうすればいいですか?
交通事故に関する相談に対応している弁護士へ直接ご相談いただく方法があります。また、当院では必要に応じてご案内が可能ですので、ご不明な点があればお声がけください。なお、弁護士の対応分野や経験はそれぞれ異なるため、相談内容に応じて適した専門家を選ぶことが大切とされています。
【ページ監修:久米道仁(くめ鍼灸整骨院 院長/鍼灸師・柔道整復師)】
【ページ作成・修正:竹中健輔(くめ鍼灸整骨院/鍼灸師・柔道整復師)】











