野球肩【投球障害肩】


- 投球動作で肩が痛む
- 肩を上げたり、回したり出来ない
- 肩に力が入りにくい
- 肩を動かすと引っかかる感じがする
- 投球をした後や翌日に肩の痛みがある
野球肩とは?
野球肩(投球障害肩)とは、野球の投球動作を繰り返すことで肩関節やその周囲に負担がかかり、痛みや違和感、動かしにくさが現れる症状の総称です。
成長期の学生から社会人・草野球の選手まで、幅広い年代で起こります。
特に、投げる瞬間や投げ終わりに痛みが出ることが多く、初期の段階では「少し違和感がある」「投げた後に重だるい」といった軽い症状から始まります。
野球だけでなく、バレーボールやテニスなどのスポーツでも起こります。
野球肩と総称される痛みの原因には、いくつかの種類があります。
肩峰下滑液包炎
腕を上に挙げる動作により肩甲骨にある肩峰と上腕骨の間の肩峰下滑液包に炎症が起こる病変です。
腱板炎・腱板損傷
棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋という4つの筋肉の腱が集まったものを腱板といいます。
その腱板に、炎症または損傷が起こす病変です。
関節唇損傷
投球動作を繰り返すことで、関節内の関節唇が損傷する病変です。
インピンジメント症候群
腕を挙げたりする動作により、腕の骨(上腕骨)と肩甲骨にある肩峰や烏口突起に衝突することで炎症や損傷を起こす病変です。


※参照 全部見える整形外科疾患 2014年12月10日発行 発行所 成美堂出版
監修 高井信朗 発行者 深見公子
野球肩の原因は?
野球肩は、肩だけが原因で起こる症状ではありません。
投球動作は全身運動のため、身体の使い方やバランスの崩れが積み重なることで肩に大きな負担がかかり、痛みとして現れます。
① 投球動作の繰り返しによる使いすぎ(オーバーユース)
最も多い原因が、投球動作の繰り返しによる肩の使いすぎです。
練習量や投球数が多い状態が続くと、肩関節周囲の筋肉や腱、関節唇に微細な損傷や炎症が起こります。
特に以下のような状況は、野球肩を引き起こしやすくなります。
■連投や休養日が少ない
■痛みがある状態で無理に投げ続けている
■成長期で身体がまだ未成熟な状態
② 肩関節・肩甲骨の可動域低下
肩や肩甲骨の動きが悪くなると、投球時の衝撃をうまく分散できず、肩関節に直接負担が集中します。
■肩が上がりにくい
■肩甲骨がスムーズに動かない
■胸や背中の筋肉が硬い
このような状態では、正しい投球動作ができず、痛みが出やすくなります。
③ 体のバランスの崩れ(骨盤・背骨の歪み)
投球は、下半身 → 体幹 → 肩 → 腕 へと力が連動して伝わる動作です。
骨盤や背骨のバランスが崩れると、この連動がうまくいかず、肩だけで無理に投げるフォームになってしまいます。
結果として、肩への負担が増大し、野球肩を引き起こします。
④ 筋力不足・柔軟性の低下
肩周囲や体幹、下半身の筋力不足、柔軟性の低下も野球肩の原因になります。
■インナーマッスル(腱板)の筋力低下
■肩・背中・股関節の柔軟性不足
■ウォーミングアップやケア不足
これらが重なることで、肩が痛みやすい状態になります。
⑤ フォームの乱れ・身体の使い方のクセ
無意識のうちに、
■肩だけで投げるフォーム
■上半身に頼りすぎた投げ方
になっていると、肩への負担はさらに増えます。
自己流のフォームや疲労が溜まった状態での投球も、野球肩の大きな原因です。

野球肩の症状
このような症状はありませんか?
野球肩では、以下のような症状がよくみられます。
■投球時、または投球後に肩が痛む
■肩を上げる・回す動作で痛みや引っかかり感がある
■ボールに力が伝わらず、球速が落ちた
■肩の可動域が狭くなり、腕が上がりにくい
■投球後、翌日まで痛みや違和感が残る
■肩の奥の方がズーンと重く感じる
これらの症状は、肩関節の筋肉・腱・関節唇・滑液包などに炎症や負担がかかることで起こります。
初期症状を見逃さないことが大切です
野球肩は、初期のうちは痛みが軽く
「休めば治る」
「まだ投げられるから大丈夫」
と無理をしてしまうケースが多いのが特徴です。
しかし、症状を我慢して投球を続けることで、炎症が慢性化し、痛みが強くなったり長引いたりする原因になります。
くめ鍼灸整骨院の施術の流れ
施術の流れ➔来院〜治療〜フォローまで
① 受付・カウンセリング(患者様の話を丁寧にお伺いします)
まずはご来院いただき、受付で問診票に痛みや症状の状況を記入します。
その後、カウンセリングを通して、現在の症状・痛みの起きるタイミング・日常生活の影響・スポーツ歴などを丁寧に伺います。
この時間は「何がつらいのか」「普段どんな動きをしているのか」を正確に把握し、患者様に合った最適な施術計画をたてるために、とても重要なステップです。
★なぜ大事?
痛みの原因は人それぞれです。特に 野球肩のようなスポーツ障害では、痛みだけでなくフォームや使い方のクセ、スポーツ歴なども関係 します。話をしっかり聞くことで、根本原因にアプローチできるようになります。
② 検査(身体の状態をしっかりチェック)
カウンセリング後は、肩や肩まわり・全身の状態を丁寧に検査します。
関節の可動域、筋肉のバランス、痛みの出る動きなどをチェックし、痛みの原因を専門的に見極めます。
検査は触診だけでなく動きの評価も行われ、「どこに負担がかかっているか」を明確にします。
➔ ここでの検査が、施術内容や今後の計画を決める基準になります。
③ 施術(患者様の状態に合わせた治療)
検査の結果をもとに、肩の痛み・炎症・可動域制限に対して実際の施術を行っていきます。くめ鍼灸整骨院では、肩の使い過ぎによる痛みや炎症に対して、電療機器・独自の手技・全身調整などを組み合わせた施術 を提供しています。
施術の内容例
■ 痛みや炎症を和らげる電療【ハイボルテージ療法など】
■肩まわりの筋肉や腱を柔らかくする手技【呼送法・動軆肢法】
■ 全身のバランスを整える骨盤・背骨の調整
ただ痛みを取るだけでなく、肩に負担がかかりにくい身体づくり=根本改善 を目指します。
④ 説明と今後の方針(これからのステップを分かりやすく)
施術後は、現在の身体の状態と今後どのようなステップで改善を目指していくのかを丁寧にご説明します。
痛みが出やすい動きや、練習量の調整、セルフケアの方法なども具体的にアドバイスします。
➔ここで不安な点や疑問をしっかり解消できるので、安心して次回以降の施術に臨めます。
⑤ フォロー(自宅でのケアや再発予防)
施術が終わったら終了ですが、それで終わりではありません。
患者様が再発せずに安定した肩の状態を維持するためのフォローとして
■自宅でできるストレッチや体操
■投球動作のポイントやフォームの注意点
■日常生活での負担を減らすコツ
などを指導します。
整骨院での施術だけでなく、日常生活やスポーツ中のケアが改善につながるためです。
整骨院に行く理由
整骨院で施術を受けることには、以下のようなメリットがあります:
★痛みの原因を「見える化」できる
ただ「揉む・軽くする」だけではなく、原因を検査で見極めたうえで施術計画を立てます。
★本当に必要な治療を受けられる
あなたの身体に合わせた治療・調整だから、無駄な施術を受ける心配がありません。
★再発予防までサポートできる
施術後のフォローや運動指導があるから、痛みが戻りにくい身体づくりができます。
お問い合わせはこちら
♦野球肩でお悩みの方へ♦
野球肩は 放っておくと悪化する可能性が高い症状 です。
「ちょっと違和感がある…」「肩が上がりにくい…」と感じたら、できるだけ早めの評価・治療が重要です。
くめ鍼灸整骨院では肩だけでなく全身のバランスを考えた施術で、再発しにくい身体づくりをサポートします。

Q&A
Q. 野球肩は投げながらでも大丈夫ですか?
A. 痛みの強さや出るタイミングにより異なります。痛みが増える、翌日まで残る場合は量や強度の見直しが必要になることがあります。迷うときは医療機関へ相談もおすすめです。
Q. 整形外科に行くべき目安はありますか?
A. 外傷後の強い痛み、夜間痛、しびれ・脱力、腫れや変形がある場合は早めの受診をおすすめします。
Q. 子ども(小中学生)でも野球肩になりますか?
A. 投球量や成長期の体の変化が重なると、肩に負担が出ることがあります。無理をせず、早めに練習環境や体の使い方を見直すことが大切です。
Q. 肩の「引っかかり感」は放っておいていいですか?
A. 一時的な疲労の場合もありますが、続く場合は負担が蓄積している可能性もあります。痛みが増える前に相談すると安心です。
Q. 鍼や電気は痛くないですか?
A. 刺激の感じ方には個人差があります。苦手な方には刺激量を調整し、別の方法をご提案します。無理に進めません。
Q. どれくらいのペースで通えばいいですか?
A. 状態や練習量により異なります。初回に負担の少ない目安を提案し、経過に合わせて調整します。
Q. 保険は使えますか?
A. 状態により異なります。受付でご相談ください。











