2024年10月17日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院 鍼灸師・健康運動指導者の三田です。
昼夜の寒暖差が大きいので体調には十分お気を付けください。
さて、今回のテーマは【耳鳴り】についてお話させていただきます。
耳鳴りの種類は大きく分けて3つあります。
①自覚的耳鳴り
本人のみ聞こえて他人には聞こえない耳鳴りです。
〈原因〉音源は不明です。
自覚的耳鳴りを伴う方の多くは内耳障害や難聴を伴っています。
②他覚的耳鳴り
本人以外に聴診器など用いることで聞くことができる耳鳴りです。
〈原因〉音源は、主に血流や筋肉です。
耳鳴りの確認や変化が感じられた場合は他覚的耳鳴りの可能性があります。
・耳や頚部の血管を圧迫により停止または耳鳴りに変化がある。
・脈のリズムと一致
・聴診器を当てると血管雑音が聞こえる
③生理的耳鳴り
静かな環境で「シーン」という音が聞こえる症状です。正常な反応であり、だれもが経験したことのある音になります。
主な原因
耳の各疾患、血流の悪化、聴神経の問題が主に上げられますが、他にも様々な原因からなります。
(外傷)
交通事故など外的要因が原因で発生する頭頂部や鼓膜、耳小骨などの音の経路が障害されることで発生します。また、騒音が原因で爆発音などの大きな音を聞いた後に難聴や耳鳴りが発生する場合があります。
(中耳炎)
鼓膜の内側にある中耳に細菌などの原因で炎症を起こす病気です。鼓膜に穴があき、中耳に液体が溜まる事で耳鳴りが発生します。
(加齢性難聴)
加齢が原因で聴力低下が進行する病気です。感音性の経路が老化することで発生します。
(薬剤性難聴)
薬の副作用が原因で聴力低下や耳鳴りが発生します。
(生活習慣病)
高血圧や糖尿病など生活習慣病が原因で発生します。
特に糖尿病の場合、血流障害が原因で耳鳴りや難聴が発生します。糖尿病を患うとリスクが約3倍増加してしまいます。
(精神的な負担)
ストレスや疲労が原因で難聴や耳鳴りが発生する場合があります。
例)突発性難聴、メニエール病
音の違い
〈高い音〉
ex) ピー、キーン、ポー
高音域の耳鳴りは、主に内耳に関連している内耳系統の神経や細胞が障害を受けることで脳に伝わる音の情報が減少します。音の情報を補うため脳が別の音を鳴らしてしまい、結果といて耳鳴りの原因になりやすいです。
〈低い音〉
ex)ザー、ゴー、ジー
低音域の耳鳴りは主に中耳に関連した耳鳴りになります。鼓膜周囲のトラブルが原因で中耳腔の圧が安定せず低音域の耳鳴りが発生します。
自分でできる軽減方法
☆音響療法
音楽やラジオなど積極的に音をきくことで他の音に意識が向き、耳鳴りを感じにくくなる。
(ポイント)
・静かな環境にいない
・耳鳴りに慣れるため、単一ではなく多くの音に囲まれる環境を作る
☆生活習慣の改善
生活習慣の乱れ、糖尿病が原因で耳鳴りが生じる場合があります。血流改善の為にバランスのよい食事や適度な運動を心がけましょう。適度な睡眠や普段からリラックスする時間を設けて自律神経を安定させましょう。
当院では、鍼灸治療をおススメしています!
〈メリット〉
◆不安やイライラ・緊張状態を緩和させる
◆自律神経の乱れを整え、リラックス状態にする
◆内耳の血流を改善させる
鍼治療を受けるにあたって注意する事
▼睡眠不足・ストレスを放置していると悪化してしまう可能性がある
▼耳鳴りの原因がわからない場合は病院での診察を受けて判断してもらうこと
耳鳴りでお困りの方は一度当院にご相談ください!