2024年10月24日
こんにちは!
くめ鍼灸整骨院の柔道整復師・鍼灸師の竹中です!
朝晩には肌寒さを感じるようになりましたね!
五穀豊穣を祝うだんじり祭りがありましたが、だんじり祭りでお身体を痛めて来院される方や夏の疲れからの不調で来院される方が増える時期でもありますので皆さんもご注意下さい。
さて、今回は特殊な腰痛について書いていきたいと思います。
その方は腰から臀部、足にかけて痛みとだるさが強く出ると言われて来院されました。
詳しくお話を聞くと、数か月前にコロナに感染し、非常に強い咳を何回も繰り返したら咳の衝撃で腰を圧迫骨折してしまったと言われました。その後、数か月経っても腰から臀部、足にかけて強い痛みと座っているだけでもだるさが強く出るようになって後遺症みたいになってしまったと困っておられました。
さらに検査をしていくと、
◆身体を反らすと腰に激痛が発生する
◆座っていると臀部と足がだるくなってきて横になりたくなる
◆横になっていると痛み、だるさはない
◆足が痺れる時がある
◆背中をトントンと軽く叩くと響くような痛みが出る
などなど
圧迫骨折の後遺症が出ているような状態でした。
そこで、特に神経や筋肉の炎症に効果が高いとされるハイボルテージという電療を骨折部と周辺に当てさせていただくと、本人様も骨折して後遺症のようになっている部分や周辺に電気が当たると特に強く感じ、それ以外の場所では強く感じないので悪くなっている場所がよく分かると感心されていました。
1回目のハイボルテージ療法と手技で急激に楽になったと言われていましたが、すぐに治る状態ではないので注意深く、さらに数回施術させていただくと、どんどん状態が回復していくのが感じられたようで喜んでおられました。
咳で骨折するの?
咳で骨折が起こるなんてびっくりされるかもしれませんが、咳やくしゃみは実は体に与える衝撃がかなり強く、繰り返すと体力の消耗も顕著に現れるようになり、さらに繰り返すと骨折さえ起こりえます。高齢で骨粗鬆症のある方は骨折の危険性が高まるので特に注意が必要です。
咳やくしゃみでの骨折は疲労骨折が多く、主に肋骨や腰椎(背骨の腰の部分)を骨折する事が多いです。
なぜ痛んだり痺れたりするの?
今回の圧迫骨折に限らずですが、骨折が起こった周辺は治る時に骨の近くの組織を巻き込みながら回復する癒着があり、それが圧迫の原因になる可能性があります。また、圧迫骨折のように骨がつぶれていると、度合いにはよりますが周辺の神経に骨が当たるようになって神経の炎症を起こす可能性もあります。
癒着も神経の炎症も治すための反応ではあるので悪い物ではないのですが、痛みが増す原因でもあります。
どうしたらいい?
骨折部周辺は癒着や骨の変形などで炎症が起きやすくなっている状態です。手技や電療などで痛くならない程度の刺激を与えて自分の治癒力を活性化させる事が重要です。当院の実例でも適度な刺激を与えると、つらいしんどい期間が短くなる方が大半ですので早期の回復へ向かえるようにしっかりとサポートさせていただきます。
くめ鍼灸整骨院の施術方法
これらを当院では呼送法と動体肢法という手技にて骨折部周辺の筋肉などの組織をゆるめ、局所の血流を改善することによって自分本来の回復力を活性化させ、回復力の向上を目指します。併せて炎症に良いとされる電気療法にて炎症を沈めて回復しやすい状態へ促します。
筋肉の炎症と神経の炎症が静まってくると痛みとシビレの感覚が下がりやすくなります。痛みとシビレの感覚が下がると回復力も上がってきて良循環になり、さらに回復していくようになります。
主な施術内容
- 呼送法と動体肢法:当院独自の手技療法です。
固まった筋肉を丁寧にほぐし、血流を促進することで、 症状の軽減を図ります。 - 鍼灸施術:ツボを刺激して、血行を促進し、
痛みや炎症を和らげる伝統的な施術法です。 - 特殊電気治療(ES-5000使用):
ハイボルテージや立体動態波などの電気治療を用いて、 深部の筋肉や神経の回復をサポートします。 - 骨盤矯正:骨盤の歪みを正すことで、体のバランスを整え、
痛みの原因を根本から改善します。 - ストレッチ指導:固まった筋肉を伸ばし、
柔軟性を高めるストレッチを患者様に合わせて指導します。 - トルマリンホットパック:温熱療法を用いて、
筋肉を温めて血行を促進し、リラックス効果を高めます。 - 骨盤ベルトやサポーターの提案:必要に応じて、
骨盤ベルトやサポーターなどのサポート器具を用いて、 正しい姿勢の維持や筋肉の負担軽減を図ります。 - 高濃度酸素オイル:O2クラフトという酸素を豊富に含んだオイル(酸素オイル)を使用することで、血流の促進、筋肉の緊張緩和、リラックス効果を得ることを目的としています。