2025年10月30日

くめ鍼灸整骨院 柔整・鍼灸師の仲野です。
10月後半に入り、急に寒くなり、身体がついていかなくなりますね。
寒暖差が大きく、体調を崩しやすいので、
おいしい焼き芋やきのこ類を食べて元気に過ごしていきましょう!!
さて、今回は【その腰の痛み、股関節が原因かもしれません!】についてお話していきます。
腰の痛み、股関節が原因!?
腰と股関節の深い関係をご存知でしょうか?
腰の痛みと聞くと、多くの人は「腰そのもの」に問題があると思いがちです。
しかし実は、「股関節」が原因で腰に痛みが出ているケースも少なくありません。
腰と股関節の関係
腰(腰椎)と股関節は、骨盤を介してつながっています。
股関節は「足の動きの中心」であり、腰は「上半身の支点」。
この2つは互いにバランスを取りながら、体の動きをスムーズにしてくれています。
■股関節がしっかり動けば、腰の負担は減る
■股関節が硬くなると、腰がその分余計に動かされる
つまり、どちらかが動かないと、もう一方に負担がかかるのです。
腰の痛みの裏に「股関節の不調」が隠れていることは珍しくありません。
日常の姿勢・動作・筋肉の硬さを見直すことで、痛みの予防と改善が期待できます。
「腰が痛い=腰が悪い」とは限らないんです。
股関節から整えて、しなやかに動ける身体を目指しましょう!
腰と股関節の痛みの原因は?
股関節の可動域制限(硬さ)
長時間の座り姿勢や運動不足により、股関節周囲の筋肉(腸腰筋・大腿四頭筋・殿筋など)が硬くなり、動きが悪くなります。
これが腰に負担をかけ、痛みを誘発します。
骨盤の歪みや姿勢の崩れ
猫背や反り腰など、姿勢の悪さも股関節と腰の両方に悪影響を与えます。
加齢による関節の変化
年齢を重ねると、股関節や腰の軟骨がすり減り、関節炎や変形が生じることがあります。
スポーツや仕事での使いすぎ(オーバーユース)
片足に重心をかける癖や、片方ばかりに負担をかける動作も原因になります。
腰が痛いとなぜ股関節がかたくなる?
腰痛が起きると、人は自然と「痛みを避ける動き」をします。
この防御反応によって、股関節を動かす筋肉(特に腸腰筋や大腿筋膜張筋など)が緊張しやすくなります。
結果として、股関節が硬くなり、さらに腰の可動域も制限されるという悪循環に陥るのです。
筋肉の緊張による動きの制限
上記でも伝えたのですが、腰が痛いとき、体は無意識に「腰を守る姿勢」を取ります。
このとき、【股関節まわりの筋肉(腸腰筋・お尻の筋肉・太ももの前側など)】が緊張して硬くなります。
特に「腸腰筋(ちょうようきん)」は、腰と股関節をつなぐ重要な筋肉。
腰痛があると腸腰筋が縮こまり、股関節の動きを制限してしまうのです。
姿勢の崩れによる関節の歪み
腰痛をかばうような姿勢(例:片足に体重をかける、前かがみになる)を続けると、骨盤のバランスが崩れます。
骨盤が歪むと、その上にある腰椎・下にある股関節も正しい位置からズレてしまい、股関節の可動域がどんどん狭くなります。
動かさないことによる「関節のサビつき」
痛みを恐れて体を動かさないでいると、関節や筋肉が硬くなって血流も悪化します。
関節は動かすことで栄養が行き渡る構造なので、動かさない時間が長いほど「サビついたように硬くなる」んです。
股関節が硬くなると、さらに腰痛が悪化する理由
股関節が硬くなると、腰が代わりに動かされてしまいます。
その結果、腰の筋肉や関節に過剰な負担がかかり、痛みが長引いたり再発しやすくなります。
特にこんな動作で負担が出やすいです
■椅子から立ち上がるとき
■長時間座っているとき
■歩き出しや階段の上り下り
つまり、【腰痛 → 股関節の硬さ → さらに腰痛】という悪循環が起きるのです
症状・原因・どんな人に多い?
よくある症状
■朝起きたときに腰や股関節が重だるい
■立ち上がるときや歩き始めに痛みが出る
■長時間の座位や立位で腰がつらい
■足の付け根(鼠径部)やお尻の奥が痛む
特に多い人の傾向
■デスクワークが多い方
■長時間の運転をする方
■運動不足または片側だけに体重をかける癖がある方
■中高年層の女性(骨盤の構造やホルモンバランスの影響も)
くめ鍼灸整骨院での治療法
背骨・骨盤矯正
長時間同じ体勢や同じ動作を繰り返すと、身体の同じ部位に負担をかけてしまいます。そうすると、姿勢が悪くなってきます。
不良姿勢(猫背や反り腰、骨盤のゆがみ)により筋肉の緊張が強くなるので背骨・骨盤矯正を行い、体のバランスを整えていきます。
ボキボキと音がなったり、強い力で整える矯正ではないので、矯正が苦手な方にも安心して受けていただけます。
呼送法・動軆肢法
呼送法・動軆肢法という手技を行い、筋肉が硬くなっているところを緩めて痛みを和らげていきます。筋肉を柔らかくして、関節の動きを滑らかにしていきます。
特殊電療機器(ES-5000)
【ハイボルテージ療法】【立体動態波療法】【マイクロカレント療法】など電気療法を行い、筋肉の痛みを和らげていきます。
また当院では【リラコア】という3D-EMSを使った電気療法も行っております。
筋肉低下により腰痛がでたり、股関節が硬くなるので、この【リラコア】で筋肉に刺激を入れて、筋肉のトレーニングを行い、腹筋を鍛えていきます。

くめ鍼灸整骨院の3DEMS活用法を体系化した技術「Rela-Core®」の公式ロゴマーク。リズム・電気・体幹調整を象徴。
最後に
腰と股関節は、常に連動して動く関係にあります。
【腰が痛い→股関節が硬くなる→股関節が硬いと腰に負担がかかる】
この悪循環を断ち切るためには、腰と股関節の両方をケアすることが大切です!











