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デスクワークによる腱鞘炎を予防・改善するには?

2025年07月3日

PC作業で腱鞘炎を起こしてしまったイメージ図

こんにちは。くめ鍼灸整骨院の柔道整復師・鍼灸師の竹中です。

セミが木にとまっているイメージ図

今年は例年よりもかなり早く夏が訪れたように感じます。通常であれば、梅雨の終わり頃にセミの鳴き声が聞こえ始め、「いよいよ夏本番だな」と季節の移り変わりを実感するものですが、今年はまだセミの声を聞かないうちに夏の暑さがやってきており、どこか不思議な感覚ですね。

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さて今回は、ここ最近、立て続けに腱鞘炎の方が来院されましたので腱鞘炎のお話をさせていただきます。

パソコン作業やスマートフォンの操作など、手を使う作業が増えている現代社会では、「腱鞘炎(けんしょうえん)」に悩まされる方が増えています。

PC作業で腱鞘炎を起こしてしまったイメージ図

特に、デスクワーク中心の方や家事・育児で手を酷使されている方は要注意です。
「手首の痛みがなかなか引かない」「親指を動かすと違和感がある」「マウス操作の後に手がジンジンする」…そんな症状がある方は、もしかすると腱鞘炎かもしれません。

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腱鞘炎とは?

腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぐ「腱(けん)」と、その腱を包んで守っている「腱鞘(けんしょう)」との間で摩擦が生じ、炎症が起こる状態です。

デスクワークでは、キーボードのタイピングやマウス操作によって手首や指を繰り返し使うことが多く、知らないうちに手や腕に負担が蓄積されていきます。
その結果、腱や腱鞘が傷ついて、炎症が起きてしまい、痛みや違和感が出てくるのです。

代表的な症状としては以下のようなものがあります:

  • 手首や指の痛み・違和感

  • 動かした時の引っかかるような感覚(ばね指)

  • 朝起きたときに指がこわばる

  • 親指側の手首がジンジンする(ドケルバン病)

腱鞘炎を予防するためにできること

腱鞘炎は「使いすぎ」によって起こることが多いため、日常の中で少し意識することで予防につながります。

1. 姿勢と作業環境の見直し

キーボードやマウスの位置が合っていないと、手首が常に反った状態になり、腱への負担が大きくなります。
肘の角度が90度前後に保たれ、手首が自然な角度で作業できるように、机と椅子の高さを調整しましょう。

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また、マウスを動かす時の動作で痛みが出やすい場合は、人差し指で使えるトラックボール式のマウスを使うのも親指や手首の負担軽減になりますのでお勧めです。

トラックボール式のマウスは従来のマウスを動かすという動作がなくなるので、慣れさえすれば普通のマウスよりは楽に操作できるようになります。

人差し指用トラックボール式マウスのイメージ図

人差し指用トラックボール式マウス

2. こまめな休憩とストレッチ

1時間に1回は休憩を取り、指や手首のストレッチを行いましょう。
手をグーパーしたり、手首をゆっくり回したりするだけでも、血流が良くなり疲労をためにくくなります。

3. 手の使い方を工夫する

片手でスマートフォンを長時間操作したり、指先だけに力を入れて作業することは、腱鞘炎のリスクを高めます。
必要に応じて、タッチペンや手首サポーターを使用するのもおすすめです。

当院でのアプローチ方法

くめ鍼灸整骨院では、腱鞘炎に対して下記のような施術を組み合わせて行っています。

●手技療法(当院オリジナル)

くめ鍼灸整骨院では、腱鞘炎の原因となる筋緊張や関節の可動域の低下に対して、当院オリジナルの手技療法「真空・呼送法®」「動軆肢法®」を用いて施術します。

  • 真空・呼送法®(しんくう・こそうほう)
     皮膚を「さする」や「浮かす」動作を活用し、体内の流れ(気・血・津液)を整えることで、自然治癒力を引き出す技術です。
     無理のない刺激で筋緊張を緩め、手首から前腕、肩へとつながる動きを整えていきます。

真空・呼送法のロゴマーク。

  • 動軆肢法®(どうたいしほう)
     動體肢法は、筋肉の硬結部に軽い圧をかけながら、筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで、硬結を効率的に弛緩させ疼痛やしびれの改善を目指す施術法です。
     腱鞘炎の局所だけでなく、身体全体の使い方を整えることができるのが特徴です。

この2つの技法を組み合わせることで、手首や指にかかる負担の根本的な原因にもアプローチし、回復をサポートします。

詳しくはこちらをご覧ください → 「真空・呼送法®」ついて  「動軆肢法®」について

●電気療法(治癒促進)

LIPUS(低出力パルス超音波)にて、患部の治癒促進をサポートします。

LIPUSはほとんど刺激を感じませんので、痛みや電気が苦手な方でも心配なく受ける事ができます。

詳しくはこちらをご覧ください → 「LIPUS」について

ショックマスター(圧力波)

慢性的な痛みに対しては、最新の圧力波発生機器のショックマスターによる施術も取り入れています。
腱や腱鞘に直接働きかけ、組織の回復を促すことが期待されます。

詳しくはこちらをご覧ください → 「ショックマスター」について

●セルフケアと生活指導

再発を防ぐため、手首の使い方やストレッチ方法、自宅でできる対処法についても丁寧にお伝えしています。

まとめ

腱鞘炎は、初期のうちに適切なケアを行えば、負担の少ない状態へ導くことができます。
しかし、痛みを我慢して使い続けると、慢性化して回復までに時間がかかることもあります。

「いつもと違うな」と感じたときが、見直しのチャンスです。

くめ鍼灸整骨院では、腱鞘炎の症状に対しても、患者様一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。
つらい手首・指の症状でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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